このタイミングで新しい基準を設けることが必要なのではないかと思い始めました。
病気になり手術と治療のための入退院をして今までと違う自分を認めざるを得なくなりました。倒れる前のようにがむしゃらに何かすればいいということもないし、精神的にそれができなくなったのもあるし、完璧に元に戻るわけでもないことも感じるようになりました。しかし諦めたわけではないです、新しい今の自分に合わせた基準や価値観を確認や認識することが大切だなとも感じました。
*まずは倒れる前と変わったことの認識です。
- 働いていない(これから職探しを始めて工夫して働きます)
- 体力が戻りきっていない(推定ですが)
- 発作がおこる場合がある(薬でコントロールできるようになってきています)
- 精神的に無理ができなくなった(私の場合主にストレスが原因で発作がおこるので)
- 年をとった(濃縮された日々で時間が長く感じた特別な期間でした)
- 日々の薬での副作用がある(だいぶ慣れてきました)
*倒れてからの自分で認めなければいけないこと
- 持病持ち(脳腫瘍)であること(退院直後はまだちゃんとした実感がなくフワフワしていました)
- 持病持ちだから当面の間できないことがある(自動車の運転、薬を飲んだ後は集中しなければいけない作業や細かいことは避けなければいけない)
*認めなければいけないことを、認めてそのままにするのではなく対策をできるとこまですること
- 精神面をカバーできるようにシュミレーションしてから物事を行う(いきなり違う環境、見慣れない場所を見るとパニックぽくなるので予行演習のようにイメージトレーニングする、それが逆に心配につながるのであるならやらない)
- 薬によって集中力が妨げられないように、睡眠を十分にとる(眠くなりやすい薬なので)
- がんの再発予防と発作予防のケトン食療法をある程度続ける(只今3ケ月経ちました、肝臓に負担がかかるので最高でも2~3年までで中止しないといけないそうです)
- とにかくリラックスする(嫌な状況になれば無理せずその場からなるべく早めに去る)発作のきっかけになる脳の電気信号の回路が焼き付いてクセにならないように今は無理を避ける。
- けいれんの薬は継続してきちんと飲む(さぼって飲まない方もいるそうです)
- 仕事に復帰のための免疫力向上とリラックスのためにウォーキングとジョギングの継続をする
- 仕事し始めてからの後最終的な目標をたてる(楽しく仕事を工夫できるようにするため)
私の若い頃は今では時代錯誤の“石の上にも三年”ということわざが生きていました。新しい仕事や事柄も3年続ければ身に着くものとみんながそれを念頭に仕事に打ち込んでいました、すぐに諦めてしまえばその人は辛抱が足りずに甘いとみなされてしまう考えがありました。現代は心理学やその他の研究も進み、“石の上にも三年”は間違っていると言われています。合わない考えの会社や向いていない仕事は早々に切り上げて転職しようという考えが広がり始めています。
世間の考え、古いことわざ、自分の中にある固定概念にしばられないで新しい自分が世間に役に立てるようなそれでいて楽しく継続していけることをこれから基盤にして生活していけるように工夫します。