病気になってからの時間のながれかた

日々の興味を持ったこと、食べること、健康を中心に書いています♪ 現在は外来受診中です、脳腫瘍になった方との情報の共有したいと思ってBlog始めました☆

水不足を引き起こすお向かいのおじさん

 〇私の家のお向かいのおじさんは毎週末、洗車しています。どうやら自分の車含めて家族や、子供が車で帰省していればそれも含めての洗車です。

 

 

 どうやら早朝から洗車を初めているようで、私は作業着を着て長靴をはいて帽子をかぶり、しっかり体制を整えてホースを持つおじさんをたまに見かけます。

 毎週ということはきっと趣味なんでしょう、最初は環境破壊だと思ったので水の使い過ぎに嫌悪感がありました。しかしこれが趣味となれば口出しできない気持ちになってきました(口出しはしませんし、趣味は本人の自由です)

 

 

 しかしいくら趣味とはいえ、水の使い過ぎでは??と疑問に思いました。なぜなら日本は水が他国より豊富なわけではなく、排水処理場の設備が整っているから水の供給が他国よりスムーズに行われているので水が豊富に見えていると聞いたことがあります。

 

 

 なのでおじさんの水の浪費具合は参考までに最後に書きますのでそちらを見てください。

 

 

 日本の水資源の話に戻ります。日本の年間降水量だけをみると世界平均の約1.6倍もあるけれど、実は1人あたりの量で計算すると、世界平均の4分の1くらいしかないそうです。それに、せっかく降った雨も、蒸発したりすぐ海に流れてしまったりするから、実際に使える水の量は降水量のわずか20%くらいしかないそうです。

  それなのに、日本人1人当たりの生活用水の使用量は世界第2位。必要以上にたくさんの水を使っているといえるそうです。

出典:国土交通省ホームページ「令和元年版 日本の水資源の現況について」
水道技術研究センター「世界の生活用水使用量マップ 国別」

 

 

 これを知ると改めて水は大切な資源ですね。

 

 

 今年2020年に発表されたSDGsの17個の目標の中にエコに関する項目が下記4つ以上設定されていました。

  • 7 エネルギーをみんなにそしてグリーンに
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 14 海の豊かさを守ろう
(添付の図がSDGsの設定目標です)

 

 

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SDGs17項目

 

 うっかり水を1分間流しっぱなしにしていたとすると、それだけで約12リットルもの水が無駄になってしまうそうです。

 

 

 たぶん私も気が付いていないだけで多くの無駄を出しているはずです。気が付いた部分だけでも気を付けて実行したいです。

 

 

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〇番外編 おじさんの水の浪費具合

 

 お向かいのおじさんも日本の水資源は豊富だという誤解のせいで多くの水を浪費しているのでしょう、お向かいのおじさんは平均2~3台を週に1回の洗車しているので2台×週に4回の洗車として、合計月に8台分の洗車をしているようです。そこで上記の1台に90リットルの水のしようとすると、洗車で1月に270リットルの水の消費です。

 

 

 なんと、車を1台洗うのに、ホースからの流し洗いでは約90リットルの水を使います。これをバケツにくんで洗えば約30リットルですみ、約60リットルの節水になります。(90リットルと言われるとピンときません)1日で1人当たり平均で186リットル使うそうです。そう考えると1人が1日に使う水量を朝の2台分の洗車で全て使っている計算になります!(そう考えると先ほどよりも想像しやすいので驚きますね)

 さらに1年分で換算してみると、1年間で192台(回)の洗車をしていることになります。そうするとおじさん1人の48日分の水を使ってしまってます。

出典:東京水道局「暮らしと水道/水の上手な使いかた」

TOTO「毎日どれだけ水を使うの?」

 

 

 (しかし価値観の違いが人にはあります。なのでお金の節約という観点から考えてみるのもいいのでは?)と考えます。1リットルあたりの単価を0.24円とした場合

2台の洗車の水の料金は月額192円ですね。1年あたり2104円です。趣味と思えば安いのでしょうか?お金の問題なのかな。 

 おじさんの洗車の話は終わりです。

 

 

 そしてちょっと視点を変えると、直接目には見えなくても、実はいろいろなものに水は使われています。

 更に下記は人が手に入れた時点で発生している資源がたくさんあります、その例です。これはビーガン料理が良いとされる要因にもなります。

 

 

 たとえば、牛丼一杯をつくるのに約1,900リットル、ステーキ肉200グラムをつくるのに約4,000リットルもの水が必要といわれています。どういうことかというと、牛丼やステーキの材料となる牛肉のための牛を育てるには、エサになる穀物を育てたり、牛の世話をしたり、肉を加工したりなどするために、たくさんの水を使うからです。

 

 

 このように、食料や畜産物をつくるのに使われた水の量を推定したものを「バーチャルウォーター(仮想水)(*5)」というそうです。日本は外国から、牛肉などたくさんの食料を輸入しているね。ということは、間接的に日本以外の国の水資源を使っているということになり、このバーチャルウォーターの量も入れると、なんと、私たちは国内で実際に使っている水のほぼ倍の量を使っていることになり、日本人はほんとうにたくさんの水を使っているといえるそうです。

(*4)東京都水道局「よくある質問」

(*5)環境省バーチャルウォーター(仮想水)」

 

 

 番外編まで読んでいただきありがとうございます!