病気になってからの時間のながれかた

日々の興味を持ったこと、食べること、健康を中心に書いています♪ 現在は外来受診中です、脳腫瘍になった方との情報の共有したいと思ってBlog始めました☆

胃は考える

 “胃は第二の脳“という言葉を以前何かでこの言葉を聞きました。そこでなんで、と疑問を持ちつつも調べなかったのを今日思い出したので調べてみました。

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胃は考えているの?


他にも体の部位でこのように第二の〇〇という例えで、ふくらはぎは第二の心臓などどいわれます。ふくらはぎの筋肉というのは体の末端から中心部の心臓へと血液を送り込めます。それは納得できます。

 そして下記ように日本には昔から腹 ( 腸 ) と心 ( 脳 ) の深い関係を示唆する表現がたくさんあります。

  • 腹が立つ
  • 腹黒い
  • 太っ腹
  • 腹の探り合い
  • 腹に一物あり

 このような言葉が数々あるということは、脳と腸の類似性、共通性が医学的に明らかになっていない時代から、日本人は腸と脳の関連性に気づいていたのですね。

出典:RoseHaetNow

 そして、最近の研究で、食道から胃、腸まで1本で繋がった消化管が、脳とは独立した独自の腸神経系を有し、それを研究者らは「腸の脳」と呼んでいるとのことです。

びっくりですね。確かに食後に甘いものを見るとヒュっと胃が空き容量をつくると聞いたことがあります。まさに単独行動な気がしてきました。甘いものは別腹とはよく言ったものですね。

 その「腸の脳」が、すい臓や胆のなどの各臓器をコントロールし、またこの腸神経系を含む消化管で分泌されるホルモンと神経伝達物質は、肺や心臓の重要な臓器とも相互作用しているとのことですそしてこの脳から独立して独自の神経系を持つ「腸の脳」(腸神経系)は、脳から受け取るよりもはるかに多い情報を脳に送っているというので、逆説的になりますが、胃や腸、ならびに腸内細菌などの不調が、うつ病や不安神経症などの精神疾患の原因になる可能性が証明され始めてきたとのことです。大変面白いですね。  これとちょっと似ていますが、食養や自然療法の世界では昔から、“人体はちくわのようなもの”と称しています。それは、口から食道や胃、腸から肛門をちくわ状に見立てているんですが、ちくわと同様に人体も中が空洞で、内側の皮膚(腸内)と外側の皮膚はまさに一つに繋がっていて、ひと繋がりだということを説明しているんですね。

という事は外見を磨きたければ中も外も全部磨く必要があるのですね、
出典:病は胃腸から「腸の脳」に注目 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

 確かに心当たりがあります、今てんかん発作の軽減のためにケトン食(ケトジェニック)をしているのですが、例年ですと辛い花粉症が朝の起き抜けだけしか症状が出ずに済んでいます。ヨーグルトを食べ続けてもそうそうよくならなかったので、ケトン食のアレルギーに対する効果を実感しました。胃から治っている感覚です。それによって皮膚の炎症も多少いつもよりは控えめです。

 ここで胃についてもう少し科学的に驚いたすごいことを紹介します。

  • 腸の神経細胞は約1億個(脳に次いで多い)!
  • 腸の中にはそれ自身の判断によって働くことのできる神経細胞が存在する
  • 自立神経回路によって神経細胞間に神経伝達物質を飛ばしながら神経伝達している
  • 蠕動運動や消化・吸収のための運動を自発的に行っている
  • 人が眠っている間にホルモンを分泌して消化管内部を掃除している

出典:スポーツショップコダマ

「腸」で健康寿命が延びる4つの理由とは? | 広島のスポーツショップ コダマ

 この中のほとんどは脳からの指示で行われていると思っていたので驚きです。そう考えると、赤ちゃんの腸を整えてあげるとその子供の脳の発達の出助けにいいと聞いたことや、健康サプリの整腸剤が絶えず流行っていることも納得です。そして健康のために行ってきた食事療法(ケトン食)も体内(腸)から整えるといった点ではあながち間違ってなかったのかもと思えました。