病気になってからの時間のながれかた

日々の興味を持ったこと、食べること、健康を中心に書いています♪ 現在は外来受診中です、脳腫瘍になった方との情報の共有したいと思ってBlog始めました☆

家の強烈個性のあるおじいちゃんⅣ 赤福餅

 こんばんは、実家で一緒に住んでいた強烈な個性のあるファンキーな祖父がいたということを以前3度ブログで紹介しました。“日々の何でもないこと“にカテゴライズしてます。

 今日もその愛すべき変人である祖父の生態をこちらで紹介します。前回のブログのチョコレートパフェ編で分かるように祖父は大の甘いもの好きでした。

 食べ物で言うと、甘いものに加えて餅と蟹が好物だったのを覚えています。

 昨日家族に他の好物があったかと聞くとあんこも好きだったようです。
 昔私が小さい時は知らなかった話です、どうやら祖父のあんこと餅好きが証明される出来事を大人になってから聞いたのですが、三重県伊勢市名物の赤福餅というあんこ餅があり、中部地区ではお土産屋さんに行けばだいたい置いてあるので、親戚や自分たち用のお土産屋としてもよく買っていましたし、もらってました。それを祖父は1人で1箱たいらげたそうです!びっくりです。確かに滑らかな餅にさらっとしたこしあんが乗せられた赤福餅は子供でも2~3個はぺろりと食べれちゃうものです。しかし1箱とは。あっけにとられました。赤福餅のお土産用には8個、12個、20個入りの三種類がありますが、我が家や頂くものや買うもののスタンダードは12個入りでした。祖父は12個を1人で食べていたのですね。

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伊勢名物の赤福
 その他にも祖父のあんこと餅好きが分かる話がありますので書きます。当初我が家は年末に翌年の正月に向けて餅つき機で3回分のお餅をついて、鏡餅と、切り餅と、その日の昼ごはん用の生餅を作っていました。生餅は出来立てをその場で手で一口大にちぎって大根おろししょうゆを付けるか、きな粉に砂糖を加えたものを付けて安倍川もちにするか、缶のあんこを付けてあんこ餅にして食べました。つきたての生餅はたまらなく美味しかったです。
 昼ごはん用の生餅を作るのと並行で餅が冷めて硬くなる前に鏡餅用の丸く平たい形に餅を整えたものを大小2個を作ります。(当時は神棚用に25cmほどの大きなものを作り、それ以外の各部屋用に小さなものを作りました。)その後に切り餅用のトレイに餅を平らに広げて切るために冷めるまで放置します。切るなど作業のほとんどは祖母と母の仕事でした。祖父、父、私、弟は食べる担当です。
 翌日硬くなった丸餅を2段に重ねて半紙(習字の紙のようなもの)に乗せて、餅の上にだいだいを乗せます、最後にゆずり葉を飾ります。それを床の間や家の中各場所に起きました。曾祖母がいた頃はかなりキッチリと準備をしたものです、餅だけで言えばこれで正月を迎える準備は完了です。
 去年の年末は餅つきをやめようか、という流れになたので寂しいなと思っていると結局正月に餅つき機1回分の餅を作ることになりました、手間もかかるししょうがないなあと諦めていたのでホッとしました。家族の人数が減り行事ごとの作業が減るのは寂しく感じます。
 祖父の話から年末の行事の話に脱線してしまいました。祖父はその生餅であんこ餅にした時もかなり多めの量を食べていたような気がします。ヘビースモーカーで甘いもの好き、ほどほどという言葉を知らない祖父でした。