病気になってからの時間のながれかた

日々の興味を持ったこと、食べること、健康を中心に書いています♪ 現在は外来受診中です、脳腫瘍になった方との情報の共有したいと思ってBlog始めました☆

鉢植えと切り花をもらう

 こんにちは、晴れと雨を繰り返す不安定な季節からついに夏日がやってきました。まだ日ごとの寒暖差があったつい先日のことです。いつものウォーキングコースの終盤の辺りを歩いていました。するとハーブを上手に育ててみえるお家の方が、ハサミ片手にバサバサとラベンダーを切っては燃えるごみの袋に詰め込んでをせっせとやっていました。声をかけていいものか一瞬戸惑いましたが思い切って声をかけてみました。

 「こんにちは~」びっくりさせないように(無理でしょ、、)10メートルほど先から声をかけてみました。遠すぎました、日除けハットをかぶったおばさまはキョロキョロしています。もう2.3歩近づいてもう少し声をはって「こんにちは~」と。こちらに振り向かれました、あら!?といった感じでした。あまり近づきすぎないようにして経緯を話します「立派なラベンダーですね、生けたいのでその捨てるやつをいただけませんか?実は横を通るたびにきれいだなと思っていたんです」なにこの人?というような不信感のある対応をされることなく、ニコニコと「あら、こんなのじゃあれだから、ちょっと待ってて根から抜いてくるわ」といい作業をしていた家の裏側の砂利の駐車場から自宅の表に小走りで向かわれます、それを追って玄関先に私も向かいます。「ん~、これはどうかな?」と奥からプラスチックの丸いプランターに鉢植えされた40~50センチの花のついていないラベンダーともう1種類の植物が植えられたものを持ってみえます。「ラベンダーの隣のは沈丁花で剪定したものなの、多いからいらないんだけど、なかなか捨てられなくてね~」とおばさまは言います、私がもらいやすいようにしてくれます。花が好きなことは玄関先のプランターに咲く花の種類の多さからも分かります。その時は簡単な用事の帰りに通りかかっただけだったのでマスクもしておらず、私は「マスク無いので少し離れますね」「いいんですか?そんな立派なの!」ということでありがたくラベンダーをいただけました。

 おばさまのお家の表札を見て「伊藤さんとおっしゃるんですね、本当に図々しいお願いでしたが、ありがとうございました」私たちはその間にも少しだけ近づいて伊藤さんはマスク着用で、ひそひそ声で「曇りだから熱くないし、作業しやすいからやってて、実はね、裏の駐車場にラベンダーがはみ出していたからその分を切っててね」とか「ラベンダーのこの下のとこの葉を取っちゃってコップか何かで水につけておくの、そうすると根が出てくるから、そしたらそれを土に植えれば育つからね」「私はキッチンが北にあるからそこに根が出るまでそういうのを置いてるのよ」など教えてくれます。初対面でひそひそ声、お互いテレビのニュースで知ったのでしょう“大声では飛沫が飛ぶから外でも小声で話すよう注意しましょう”などの知識が付いてます。

 私はその後切ったラベンダーと2種類の鉢植えを両腕で抱え持ち帰りました。初対面でこしょこしょ話、少し楽しい気分になりました。でも少し緊張感に欠けたなと反省しつつ、自宅の庭のどこに地植えしようか考え中です。

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ラベンダー

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右・ラベンダー、左・沈丁花