病気になってからの時間のながれかた

日々の興味を持ったこと、食べること、健康を中心に書いています♪ 現在は外来受診中です、脳腫瘍になった方との情報の共有したいと思ってBlog始めました☆

お勧めの本 “がんになって、止めたこと、やったこと”

 こんにちは、退院後にがんの体験記や民間療法の本を何冊か読んだもののお勧めを以前ブログで紹介しました、しまい込んで読み忘れていた1冊があり、その本がとても参考になる良い内容でしたので紹介したいと思います。

 タイトルは  “がんになって、止めたこと、やったこと”  です。

 著者:野中秀訓

 医療監修:斎藤糧三

 

がんになって、止めたこと、やったこと

がんになって、止めたこと、やったこと

  • 作者:野中 秀訓
  • 発売日: 2016/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 著者の野中秀訓さん(以下、野中さん)はステージ4の大腸がんであること、5年生存率16.9%、平均生存期間が12ヶ月、治す方法がない。という告知を受けたというところから話が始まります。この余命告知は2014年7月中旬に受け、そしてこの本を書き始めたのが2015年11月です。余命宣告を優に過ぎた時点から出筆活動されていることから野中さんへの考え方ややってきた事への興味が沸き上がりました。

 タイトルの通り野中さんががんになったきっかけ、理由を以前の生活から考察して大きく分けて7つの改善する項目を決めて、それぞれの道のプロフェッショナル(医師)とその施設にある専用設備に力を借りて、試行錯誤と努力を積み上げて生活全体を改めていきます。

 私が以前のブログでお勧めしたがんの体験記や民間療法の本(下記)と比較してみて野中さんの本は同率一位です。ちなみに下記にある“がんが自然に治る生き方”を読むことで野中さんは自身の行った民間療法の内容と照らし合わせるようにしてその理論や方法が正しかったことの確認ができたそうです。

〇がん患者に向けた本の中でお勧めTOP5

1位 治るという前提で癌にになった (著者)高山知郎[現在2位]

2位 がんが自然に治る生き方 (著者)ケリー・ターナー[現在1位]

3位 ガンを消す食事~完全レシピ166~ (慣習)済陽高穂

4位 どんながんでも、自分で直せる

同率4位 幸せはガンがくれた (著者)河竹文夫

がん患者さんにお勧めの本 - 病気になってからの時間のながれかた

  買った当初、“治るという前提で癌にになった“の著者は私と同じ脳腫瘍の方でしたので1位としていましたが、どの部位・時期のがん患者さんへもお勧めしたいものとしては“がんが自然に治る生き方“(著者)ケリー・ターナーの本を1位として推薦します。なぜなら“がんが自然に治る生き方““がんになって、止めたこと、やったこと”も病気が発覚してからでも入院中からでも退院後からでも、先ほど書いたようにどの部位・時期のがん患者さんも実践できる内容が中心に書かれているからです、なので自信や勇気や活力をもらえます。

 上記のお勧め3冊は特に何がよかったのかというと、基準治療とその後の民間治療方法など全てを患者自身で選択し信じ、固い意志で実行することが大切ということが言葉は違えど書かれているところです。自分の強い意志が必要です。その気持ち自体が自身への大きな力になるからです。

 劇的な寛解(治癒)までこぎつけられる方々にはそのような共通点があります。そしてどの箇所のがん患者、他のどの病気にも置き換えることができるのでより健康になりたい方にも応用して使える考え方を教えてくれる本だと思います。

 “がんになって、止めたこと、やったこと”の内容に戻ります。冒頭で書いたようにこちらでは下記の7つの改善項目を挙げてそれぞれを分かりやすく説明されています。医療専門用語もページ下に説明欄があり、分かりやすく丁寧な内容となっています。なぜそれに取り組むのか、それをすることが体や細胞にどのように影響するのか、それを行うのに必要なものであったり医師や設備の名前まで事細かに記載されています。

<7つの改善点の項目>

  1. 食事を改善する
  2. 早寝早起きを習慣化する
  3. 体の中の悪いものを出すため解毒する
  4. ハーブや生薬を利用する
  5. ヨガを行ったり、鍼、マッサージなどを利用する
  6. 思考回路を変えて、ストレスをなくす
  7. 生活環境を徹底的に見直す

 この部分だけであれば店頭でパッとすぐに読めてしまいますし、最後の第5章はかなりコンパクトにまとめられてますので、本を買おうか悩んでいる、又はとにかく情報を沢山かつ必要なものを集めたいと焦っている方はその部分だけ読んでみてもいいかと思います。

 

 ここまで読んでいただきありがとうございます。このあとは、私の今の状況を確認する私自身の日記のようなものになりますので、割愛したいと思います。

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 私は退院後に野中秀訓さん(以下野中さん)の1.~6.同様の内容を見直すことと改善していくという目標をたてて調べて自分なりの方法で実践していました、もちろん詳細は違います。現在も継続できているのは1.3.4.のみです。2.と5.はできずにいます。

  1. 基準治療が終わってからは食事療法を始める→半年継続の後、今は基準を少し緩めた
  2. 退院後は入院中の規則正しい生活ができましたが、家での生活に慣れ始めると夜が遅くなり始める→できていないので今後実践する
  3. ハーブチンキを飲む(探した黒クルミチンキ[解毒用]とホーリーバジルチンキ[免疫力向上+リラックス効果用]をハーブティーのようにして飲んでいます)→継続中
  4. 上記3.と同様→継続中
  5. 鍼・灸は専門でやっている病院はほぼ保険適用外なので高額となり退院後3ヶ月だけ通院→継続できていない。市のスポーツクラブの格安のヨガ教室に通っています→継続中
  6. 全ての項目の中で一番大切で誰でもお金をかけなくてもできるものが思考回路を変えて、ストレスをなくす、です。過敏で神経質な方、守るものがあり気をしっかり持てる方もいます。誰でも大きな生涯をかけた目標をたてることが必要なようです。私には子供も家族もおらず守るものが今のところないので、そのような強い目標がたてられないことが弱みでした。しかし自分自身の価値観を見つめなおして信じることしかできませんでした。ウォーキングして呼吸に集中してストレス発散して、ランニングして頭の中を空っぽにしています→継続中
  7. 今は全て適度にできているか分からない→要見直し

 私含め、それぞれの患者さんには必ず病気になった個々の原因があります。冷静になって自分のこれまでの生活や考え方などの根本的な悪い生活習慣を排除する必要があります。なので項目の詳細は変わるはずです。私は幸いにも基準治療ができました、なので治療費はそちらに回しましたので、金銭的に中野さんのようには各項目内でプロフェッショナル(医師)の力を借りたり、指導通りの無農薬食材を選ぶなどの民間療法をすることはできませんし、今通院している担当医にそのように民間療法の相談をしても基本は聞いてくれないです。民間療法を取り入れた治療を受けたければそのようなプログラムのある病院選びが必要です(温泉療法を導入している病院があります)高額な料金をかけることはできないのでできる範囲内で行っています。

 この本の中で私自身が1番興味を持ったのは3.5.にあたる温熱療法についてです。まだやったことが無く、低体温症な私にとっては重要な項目です。運動量が足りないからです。事実、基礎体力をつけるのと同じくらいに基礎体温を上げることも大切というような内容が書かれており身につまされる思いになりました。

 私もこれからも継続できるよう工夫し続けたいです。