昨今はコロナ禍という事もあり、それは関係なくですかね、2.3年前から色んなお茶やドリンクが楽しまれるような風潮があるように感じます。そう感じているのは私だけかもしれませんが。
紅茶や中国茶となるとせっかくだからとより美味しく飲みたいので作法を考えますが(そんなに詳しいわけでもないです)緑茶に関しても良く知らないことに最近気が付き、そういえばとハッとしました。こんなに長い間飲んできて親しみもあるのに、適当に急須に適当な量の茶葉を入れて適当な温度のお湯をいれてあとは人数分の湯飲みに回し入れるという、その時の適当は実際の良いころ合いに調節するという意味ではなく、そこにあるものを使うという感覚や、個人の好みに合わせて作ってしまっており適当や適量ではなく、我が家の場合はだいたいという意味です。
しかし一時は鉄瓶でお湯を沸かしまろやかなお茶やコーヒーをいれよう!なんて張り切っていた時もあったのを思い出します。
そんなことをうすうす感じつつも気付かないふりをしながら過ごしていたところ、ヨシズヤ(中部地区のショッピングセンター)のお茶屋さんで緑茶についてのパンフレットをもらいました。
緑茶の知識が優しく説明されていますので基本部分を紹介できたらいいなと思います。
📖大まかなお茶の製法
普通せん茶(もっともよく飲まれているお茶)の場合
- 茶を摘む---茶摘みの最盛期は、立春から数えて88日目の八十八夜(5月2日ごろ)
- 蒸す---発酵を止めることで、茶葉の色を緑色に保ち、青臭さを取る
- 揉む---水分を均一にさせることで、“4.乾かす”でむらがないようにする
- 長期の保存を可能にさせ、さらにお茶の香りを作り出す
📖お茶の種類
- 普通せん茶---もっともよく飲まれている。明るい水色と爽やかな香りが特徴
- 深蒸しせん茶---普通せん茶の2~3倍の時間蒸す。お茶の味や水色とが濃く出る
- かぶせ茶---寒冷紗(荒く平織に織り込んだ布)などで1~2週間茶園を覆って日光を遮って育ててから摘む。爽やかさと旨みがある
- から摘む---お茶の味や水色が濃く出る
- てん茶---寒冷紗などで1ヶ月茶園を覆って日光を遮って育ててから摘む、ただし揉まないで乾燥させる。これを石臼で挽くと抹茶になる
- 紅茶---茶葉を完全に参加発酵させる(蒸す過程はない)。香りが高いのが特徴
📖中部地区お茶
- 田原深蒸し茶---濃くまろやかな味わいが特徴の深蒸しせん茶の生産が盛ん
- 西尾の抹茶---てん茶(抹茶の原料)の生産量が全国有数
- しもやま茶---病害虫の少ない涼しい気候を生かして、有機栽培茶が生産されている(しかし令和2年から除草剤を使っているとのこと)
- 豊橋茶---温暖な気候で、上質なせん茶が生産されている
- とよた茶---山間地特有の香気が良いせん茶がつくられている
- しんしろ茶---かぶせ茶の品質は全国トップレベル
📖お茶の美味しい淹れ方(せん茶3人分の場合)
- お湯を沸騰させ、茶碗に注ぎ分け、お湯を80度に冷ます(80度の目安:湯気が横揺れし、高く上がる)
- 急須に茶葉7gを入れる
- 急須に80度に冷ましたお湯をいれ、1分半待つ
- お茶の濃さが一定になるように最後の一滴まで回し淹れる
せん茶以外のお茶(玉露、茎茶、ほうじ茶、番茶、抹茶)の美味しい淹れ方もHPで紹介されているそうなので、添付します。
ここで、ん?もしやせん茶と紅茶は同じ原料なのか??と思いました、そして過去にも同じように疑問が浮かび、確か同じという答えにたどり着いたような記憶があります。調べたところ大きく分けて緑茶、紅茶、プーアル茶、ウーロン茶は同じお茶の葉からつくられるそうです!!発酵の有無、発酵のさせ方がそれぞれ違うようです。
家で過ごす時間が長いので、それぞれのお茶やコーヒーを美味しくいれる工夫や、違うカップをたまには使うなどして、身近な楽しみ方ができるといいな。