夜、布団に入って5秒くらいで寝息をたてるほど母は寝つきが良く、父は毎日の様にその光景を見ているようです。
しかしどうもそれは健康ではないかもしれないと気付いたのは、1年ほど前に見たテレビ番組がきっかけでした。睡眠について研究しているという大学教授がポロっと発言した「寝つきの良すぎる人は、例えば数秒で眠る人などはもしかしたら、気絶している可能性もある」と言うのです！
びっくりしつつその大学教授の続きの話しを待つと、すぐ他のコーナーに移ってしまい詳しい情報の詳細は分からずじまいでした。
母が心配になりました、なので一応
私:「お母さんが数秒で寝るの、それ気絶かもしれんよ。なんかテレビでどこかの教授が言っとった」と伝えます、
母:「ふ～ん」と一言で終了。
それからずっと気になっていたものの調べずに放置していました。
調べてみたところ、通常では寝床に入り約15分程経つと睡眠に入るそうです。
ところが寝つきが良すぎる、寝落ちするというのは睡眠が足りていない状態で小し注意だそうです。
下記3つが寝落ちの主な原因だそうです。
- 夜遅くまでの仕事や勉強---確かにこれはコントロールしないとこうなる可能性もあり、更に夕方、寝るまでに食事、風呂等々多くのこなすことがあります。
- 外で外食や飲酒---なぜ外食が？と思いますよね、家で用意しなくていい分起こりやすくなるそうです。
- 睡眠不足---そりゃそうだ！！と思いますね。
しかし、本人が寝不足を感じずに健康に過ごせているのであれば問題はないと調べていくうちに分かりました。なので、母は大丈夫だと本人に確認して分かりました。
上記の3つの要因によって睡眠時間が慢性的に不足すると大変ですね、どこでも寝てしまいますね。まさに私がこんな状態を社会人になってからずっと続けていました。
多くの癌患者の方の記録を読んでみましたが、大抵の方は冷静に自己分析していて自分のその癌になった要因を探し出して「〇〇がダメだった」と断言しています。
私の場合は先ほど書いたように、“社会人になってから長年の睡眠不足のせいでの自律神経の乱れ“だと、これに違いないと考えてます。
本来私は夜型の体質(夜型、朝型という体質は実在しておりDNAで決まっているそうです)でさらに低血圧なので昼過ぎから調子が良くなり歯車が回りだす感覚があります。
その為言い訳になりますが、ショートスリーパーでもないのに夜更かしをして、長い年月で大抵深夜2～3時に寝床に入り、朝6～7時に起床していました。最悪の場合は4～5時間の睡眠時間しか確保できていませんでした。(私に必要なのは8時間の睡眠だと今では実感してます)
仕事で車を使っていた時は、眠すぎる時は最悪コンビニで一休憩して目を覚ましていました。
それから転職して、実家～自転車～バス～電車通勤に代わると、足りない睡眠を体が補うために、30ほど乗車のバスの中、10分で乗り換えの電車の中でも座れればすぐにうとうとしだして寝ていました。この合間合間の睡眠が更に私の自律神経をおかしくしていった事を実感しています。
ひどい時は食後すぐの湯舟でも寝てました、その行動にはさすがに家族にも心配されました。夜が遅すぎる事にも注意されてましたが、完璧にその頃になると自立神経が壊れ、睡眠時間がうまく取れなくなってなり、若干昼夜逆転しており、朝起きたてでなのに疲れた体を引きずって通勤して、会社に到着したころにはクタクタでした。
私は、この睡眠のせいでの自律神経の乱れが癌に直結したと考えてますし、信じています。
本当にばかです。この疲れを夜遅くまでの会社での残業のせいにしきっていました。
これではだめだ！と奮起しだして、会社の近く徒歩圏内に引っ越し一人暮らしを始めました。それで多少体は楽になりました。
一人暮らしから1年後に会社に自転車通勤できる便利な場所に引っ越しました。ようやくこの時2年ほどは自分の体調管理に意識するようになりましたが、時すでに遅かったでです。
そもうその頃には癌の影響でしょう、食いしばりによって体に力が入り、熟睡があまりできていなかったと思います。そこに引っ越して1～2年で体調不良が悪化して退社しました。
なんと、三大医療(基準治療)を終えた外来受診の時に担当医がふと思い出したように言いました。
主治医:「これは(私の癌は)20代からゆっくり大きくなったかもしれないね」(へーー？？？)驚きました。
私:「はぁ、そんなにですか。」驚いてあまりちゃんと返事が出来ませんでした。
主治医:「うん、もしかするとね」(そんなに前か、、、そういえば社会人になったその頃からすでに睡眠時間に気を付けることなくむちゃくちゃだったもんな）しっかりと思い当たりました。
でも過去には戻れません！今からが頑張りどころです、自分の体に今までの分耳を傾けてみます。
