〇けいれん発作の事で忘れられない出来事があります。
・入院中の出来事です。
今ははっきり覚えてないですが、私には習慣がありました、トイレや歯磨きの前後に筋トレを兼ねて廊下を遠回りして余分にぐるりと1週廻って自分の大部屋に戻る事を習慣づけていました(1か月以上の入院生活で、リハビリ時間以外はほぼベッドで過ごしていたせいで、ムチムチくんだった私の脚は、退院頃には筋肉が痩せこけて人生で一番すらっとしたきれいな脚になってウットリしてました)
その時は夕飯後の洗顔と歯磨きが終わりに部屋に戻ろうとぐるりと廊下を歩いているといきなりけいれん発作が起こる予兆がありました。担当医が近くで巡回しているのが目に入りました。けいれん発作が起こると看護師に報告するように言われていたのもあるし、担当医師がその時私に気が付いたので、
私:「先生、けいれん発作起こりそうです」そう言いながら早歩きで部屋に向かいます。その間にもけいれん発作の症状が出始めます。
担当医:「あ、本当ですね、ぴくぴくしてますね」冷静で真剣な顔はしているものの興味や好奇心を爆発させて小走りで私の横をついてくる担当医、
思わず私は周りの人にあまり見えないようにけいれんが出始めている左半顔を手で覆いました。
担当医:「ゆっくり、ゆっくり戻って下さい。」と言い、私が転んだりしないようにベッドまで見届け、看護師に氷枕を持ってくるよう言ってくれた気がします。
そのシーンが忘れられない。担当医は患者から診ていてもとても真面目で熱心な医師だった。なので、思わずけいれんが起こる瞬間を見ることに好奇心が出てきてしまったのは納得できた。勘違いかもしれない。でも私には安全にベッドに届けよう、よりもそわそわしてワクワクしたような医師の空気を感じてしまったのです。
今も思い出すとその私と医師の温度差にシュールさを感じ笑ってしまいます。
・外泊許可で家に戻った日や、退院当日~家での生活に寝れるまでの出来事です。
病院のベッド周りのカーテンに囲われた空間という狭い世界で過ごしてきたため、実家の部屋の広さにソワソワしてしまい、外泊時や退院後にけいれん発作になってしまうことがまあまあ有りました。
私:「けいれん発作が起こりそう」ななどと言いだすと、
親:「もう寝る?」ななどとすぐに寝させうようとしてきました。笑 本当の話です。寝てればけいれん発作は大体は起きないからです。ひどいですよね、
私:「すぐに眠らそうとする!」ともちろん反撃します、
親:「バレた?」
全員爆笑でした。
当初は今よりもけいれん発作の頻度が多く、私含め家族全員がけいれん発作におびえていたからです。
私は今よりも生活の中でどうしたらけいれん発作が起こらないかと、対策は無いかと色んなことを考え、実践してきたように思います。
2020年の今年に入り、少しずつけいれん発作の頻度が減った頃、けいれん発作が起きたらどうしようとおびえる事自体がすでに原因となるストレスにつながってるのかも??と思いました。そうかもしれませんが、分かりません。