病気になってからの時間のながれかた

日々の興味を持ったこと、食べること、健康を中心に書いています♪ 現在は外来受診中です、脳腫瘍になった方との情報の共有したいと思ってBlog始めました☆

2019.5.中旬、放射線治療が始まる、退院が近づく、入院生活で気が付いたことその3

こんばんは、今日も治療や退院までの事を話します。

 

放射線治療が始まる(2019.5月23日、退院16日前)

 地下にある放射線科に行き約20~30分程の施術を受ける(放射線を当てるのは10分もかからないが、台に乗って固定器具で体をセットするのと機械の位置の確認に特に時間がかかる。

 放射線が当たっている時は何も感じないが初回は緊張した。

私:「緊張します」

看護師:「皆さんそうですよ、でも次回から大丈夫よ」すると看護師は施術が始まるギリギリまで私の手を握ってくれた。とても優しいのだ、自分もこんな風に役に立ちたいと入院中、何度も思った。

 入院中に放射線治療を全て終わらせる患者が多いのだが、結局私は入院中に治療を途中の12回しかできなかった、全て終わらせるまで入院を続ける精神的な余裕が無く、入院を続ければ精神状態を悪化させると感じた。

 担当医師は外泊を週末に挟みながら入院中に終わらせたかった様だが、「できるだけ早めに退院して外来で放射線治療に通わせてください」と伝えたところ、すぐに承諾してくれた。

 

 〇放射線治療で参考にしてほしいこと

・入院中に放射線治療を全て終えるメリット

①当日の放射線科の空き時間に呼ばれる(外来患者が優先の為)が、放射線科で自動的に予約枠を取ってもらえるので、呼ばれるのを待つだけでいい。その他の時間は検査等の以外は自由に過ごせる。

②最初から最後まで放射線の担当医、担当医に経過を見てもらえるし、いつでも相談ができるので安心感がある。私もこちらが希望だった。

 

・入院中に放射線治療を全て終えるデメリット

①検査やリハビリ等の他の事も並行に行っている患者には、デメリットはほぼ無い。

放射線治療しか残ってない患者にとっては呼ばれるのを待つだけなので、時間を有効に使わないと、暇である。

 (隣のベッドのおばさまが丁度このようなタイミングの患者で、遠くから来た方で、放射線科が休みの土日にも外泊はしていなかった気がする。そのおばさまはベッドにほぼおらず、本や新聞を読んだりどこかで暇をつぶしたり、有意義に時間を過ごしているように見えた。そして放射線治療のために治療回数を2回に分けて、中間で長い外泊を取ってから、その後再度入院していた。)

③割と直前に呼ばれる(外来患者が優先の為、妥当と思う)

 

・外来で放射線治療をするメリット 

①病院から家が遠方の場合は、1回の施術のためにほぼ1日を費やすし、その条件で更に足が無い場合は通院での治療が不可能な場合もある。よって入院で治療を受けざるを得ない。

②入院で大部屋でのストレスが無い(特に大部屋での就寝時は、同室の人が寝言で騒いだり、他室のぼけたおばあちゃんが昼夜逆転し、1晩中看護師さんに話しかけたりと色んな事が起こる)

 

・外来で放射線治療をするデメリット

①病院から家が遠方の場合は、1回の施術のためにほぼ1日を費やすし、その条件で更に足が無い場合は通院での治療が不可能な場合もある。よって入院で治療を受けざるを得ない。

②家が遠い場合は、1回の施術のためにほぼ1日を費やす。

③土日以外、平日週に5日は通院する(当たり前なんだが)

 

 

 

・入院生活で気が付いたことその3

 同じ脳腫瘍患者でも種類によって全然経過や症状が違うなとひしひしと感じた。

 私のベッドがある大部屋には・脳神経外科での手術前後の患者・脳神経外科での検査だけの患者・まったく別の科から空き部屋を求めて来た患者・事故で脳外科の範囲に手術が必要な人等々(理由も人それぞれ)がおり、長期入院だった私は色んな患者を見てきた、もちろん病名が違うから症状が違うのは当たり前だけれども、脳腫瘍系でも全然違うなと痛感した。

 例えば、大学生くらいの女の子で私と同様に脳腫瘍か、脳髄膜腫か何かの手術をした患者がおり、経過を見ていると全く違った。その女の子は術後は頭痛で眠れなくなり、頭痛薬を毎晩飲んでいた。私の場合は表面の縫い傷は少し痛む程度で、頭の痛みはほぼ無く頭痛薬は飲まずに眠れた。

 逆にその女の子はけいれん発作が起きていなかった(最低の抗けいれん薬を飲んでいたかもしれない)なのに私は毎日のようにけいれん発作が頻繁に起こっていた(もちろん私も抗けいれん薬を飲んでいた)

 その患者との共通点は、ずっと病名が分からなかったという事、彼女は3~4年病院をたらい回しにされたらしかった。私は病気自体に直前まで気が付かなかった。それでもお互い名古屋医療センターで病名がはっきりして治療方針が決まったのは不幸中の幸いだ。

 

明日からも触れていない治療や退院までの事を話します。